山形天命作の剪定鋏と鋸
園主黒岩です。
私の腰にいつも下がっている大事な大事な道具です。
肌身離さず、は大げさですが畑仕事の間は常に身に着けています。
剪定鋏と鋸
仕事で使う道具ですが、私にとって宝物のようなものです。
ちょっとだけ背伸びして、この世界で使う道具としては最高級品を使っています。
愛用の剪定鋏。
この輝き!
刃物ですから鍛冶屋さんの技術によって使いやすさや耐久性が全く違ってきます。
山形の天命という加治屋さんの作ですが、素晴らしい工芸品と言ってもいいかもしれません。
野に生えている草も刃をあてるだけでスッと綺麗に切れます。
鋸は手ノコだけを使います。
こちらも天命作。
焼が違うのでしょうね。よく切れます。綺麗に切れます。上手に使わないと折れます。
剪定作業をする2か月間で8枚くらいの刃を使います。
柄が長い鋸もあるのですが、高い場所でも私は使いません。
樹液や養分を運ぶ枝を伐る際、丁寧に美しく伐ることで樹体へのダメージを極限まで減らすことが出来ます。雑に伐ると養分がスムーズに流れない原因の瘤が出来ます。必ず伐る場所の近くに目を置いて見ながら丁寧に伐ります。そうすることで、小枝ならその年のうち、太枝でも数年で肉がのって切り口は塞がります。
道具だけ良いものを持っても、それを使う者の技術が追い付かない・・・なんてことにならないようにしなきゃ。
でもこれらを使うと、気分は一流!モチベーションも違ってくるように思うのです。
ゴルフはずっと初心者用のセットを愛用している園主でした・・・。