鳥と戦う日々
収穫まであと1カ月ほどとなりました。
りんごの中でも成熟期間が長いサンふじは、それでだけに鳥や獣たちにも狙われる存在です(台風のリスクも高いですが…汗)。この時期は着色管理をしているのですが、同時に鳥獣害対策も必要です。
大きな爆発音で驚かせる。鷲や鷹のダミーを使う。鳥同士が危険を知らせ合う鳴き声を再生する。いろいろな方法がありますが、鳥や獣たちも頭がよく慣れてしまいます。
当園でも昔は漁師さんが使っていた網を分けてもらって、樹にかけたりもしていましたが、現在は狩猟法によって禁じられています。
私どもの経験上一番効果があるのが、糸だと思っています。
釣り竿みたいな、竿の中を糸が通る道具を使います。
軽いので高いところも楽々。
鳥たちは羽が汚れるのがすごく嫌らしいのです。
糸を蜘蛛の巣と見間違えるのか、近づきたくないみたい。
作業はしづらくなりますが、突っつかれるよりはいいのです。
今年はこのまま順調に冷えてくれれば、申し分ないりんごに仕上がる予定です。