いいやま雪まつり
となり街の飯山市で開催中の「第33回いいやま雪まつり」に行ってきました。
予想していた通り寒い寒い!
寒さが雪の白さをよりきれいにしてくれます。
実行委員長さんはじめ、実行委員会の方たちは知り合いも多く、地域のことを真剣に考えている様子が見てとれました。たった二日間のためにどれだけ努力されていることか考えると、本当に頭が下がる思いです。
何でもそうですが、地域の事業というものは「何のためにやるのか」が非常に重要ですね。そこがブレていたり、前回に右に倣え的な感じだと絶対うまくいきません。
「目的」があり、表に出てくるものはすべて達成手段でしかないことを改めて確認させられてきました。
私は飯山の人間ではありませんし、実行委員会のメンバーでもありませんから、彼らが何を目的としているかを正確に理解することはできないと思うのですが、来場者に気持ちよく帰って行ってもらうという意識の統一は素晴らしいものがありました。「目的」を正確に共有できているからこそ、すべてのスタッフのイベントに関する知識、対応が素晴らしかったのです。今年の実行委員長さんは素晴らしい方ですので、そのあたりの人の動かし方や意識つくりは相当入念に行ったと感じました。
このようないわば「まちづくり」的な事業というものは、何かしら強力に牽引する「人」や「もの」がきわめて重要です。そして、「目的」に共感してくれる「仲間」をいかに増やすかです。
ITが発達して、小西園もたくさんのお客様とオンライン上で出会うことができました。しかし、上記のような共感を得るためには、ITに頼っていてはいけません。現代において、電話で済むことろ、FAXやメールを送信することで済むことを、あえて「足を使って人に会うこと」「顔を見せて情熱を伝えること」が大事なんでしょうね。
いろいろ勉強させてもらうことが多い雪まつりでした。
余談ですが、私は過去に5年間札幌に住んでいたことがあります。彼の地には札幌雪祭りというとても大きな雪祭りがあります。それは見事な雪像や催しは見ごたえ十分です。札幌にとって経済効果もありますよね。
飯山の雪まつりは全く違う目的なのではないかと感じます。きっと地元が好きで、地元の人たちが大好きで、地元の人たちにもっともっと地元のことを好きになってもらいたい、そんな想いが伝わってきました。私は好きだな。いいやま雪祭り。