雪国では休眠中です
本日のりんご畑です。
昨日から吹雪いていましたが、昼前にやみました。この時期は毎年こんな感じです。
とても畑に入って仕事できる状態ではありません。
りんごの樹は現在『休眠』しています。
動物と違って完全に活動を停止している状態を休眠と言います。低温と日の短さを察知することで休眠に入ります。
休眠がなければ開花も揃わず、季節感が枝ごとにずれてしまったりため、休眠は生理的にも必要なものです。
根は樹体保護のため水を吸い続けますが、幹から上は完全に停止しています。
この停止している間に、剪定という作業を行います。寝ている間に切ったり削ったりするわけです。とは言え、これだけ雪があると、脚立での作業は不可能なので、もう少し雪が少なくなるのを待ちます。
雪というものは生活も大変になります。除雪車が通ってくれますが、道の両端に雪がたまります。これを片付けないと車を出すこともできません。ほとんど毎日雪かきをします。
除雪という仕事は雪国にはなくてはならない仕事です。
こんな重機で道を作ってくれています。今日は大雪警報が解除されて日中に動いていましたが、大抵は車の通りが少ない深夜にやってくれています。この除雪機を動かしているのは友人なのですが、彼はこの季節になると常に待機しています。夜もお酒は飲めません。いつでも出れるように準備しているのです。
そんな人達がいなくては成り立たない雪国の暮らしです。