峠の釜めし
今は新幹線になっていますが、98年の冬季オリンピック長野大会の前年、1997年までは東京⇔長野間は「特急あさま」という列車が走っていました。現在の新幹線のおよそ倍の時間をかけて旅をしていたのです。私も大学時代を東京で過ごしていたので、懐かしい想い出がある列車です。当時の東京の玄関は上野でした。同郷の仲間が集まるときは決まって上野。上野駅構内のマンモス喫茶が待ち合わせでしたよ。おっと、話をもどします。
このあさま号 軽井沢駅と横川駅でちょっと長い時間停車していました。それは、
「信越本線 横川駅 - 軽井沢駅間の急勾配区間(碓氷峠)を経由するため、同区間専用の補助機関車であるEF63形電気機関車との協調運転を実施していた(Wikipediaより)」のですが、その連結に時間が掛かるからです。
どの程度の時間かというと、列車の外に出てゆっくり煙草を吸ってから列車内で食べるお弁当やお茶を駅弁売りから買うのに十分なくらいの時間です。もちろん新幹線になった今ではそのようなことはありません。今に比べたらのんびりしていたものです。
そして、横川には「峠の釜めし」という名物の駅弁があります。今もあります。
この釜めしにはいろんな思い出があるのです。信州と東京の間にあるものなのです。幼少時代、東京の親戚が遊びに来るときは、この釜めしか、高崎の鶏飯弁当を買ってきてくれました。私自身も学生時代は帰省のたびに列車の中で食べていたように思います。
ごめんなさい、嘘です。お金に余裕があるときだけです。学生にしたら弁当の金額としては高かった…
下の写真、なんだか懐かしい気がします。カラーのほう、私の記憶の断片にありそう(笑)。
おぎのやHPよりキャプチャ
ね、なにか感じる方も多いのではないでしょうか?弊園のお客様には信州出身の方も多く、特急あさまや横川の釜めしに思い出がある方も多いかもしれませんね。
昨日、お付き合いでゴルフに行きました。このあたりのゴルフ場は積雪によってクローズしている期間です。だから信州人はこの時期のゴルフは群馬県に行くことが多く昨日も富岡でした。その帰りです。横川SAで休憩したのですが、気まぐれで「釜めしでも買って帰ろうか?」と妻に電話して買ってみました。自分だけ遊んでいるわけですから、妻へのサービスでもあったりして。もちろん自分も久しぶりに食べたいです。
じゃーん!
あ、豚汁は妻です。
いやーーーっ、本当に美味しい!この味は家庭では難しいですね。杏がアクセントになっています。プラの容器に入っている漬物も嬉しいですね。懐かしいです。学生時代に食べたものより美味しくなってるかも?
そしてこの窯!本当に釜なんですよ。学生時代、益子焼を見に行ったら工房で大量に作られていました。つまりこの窯も益子焼ですね。
実は長野や佐久にも大きな店舗があります。なんだか癖になりそうです。
おまけ
このニアピン!
でも手が震えて3パットになりました(涙)